●観光客減で一肌脱いでみる

湖北省巴東県の観光地神農渓では、小舟を大勢の船頭が引っ張るという伝統的な船旅が楽しめますが、10年前から観光客は減少する一方だったそうです。
そこで、船頭たちを伝統的なスタイルに戻そうという計画があるのですが……。
湖北省巴東県の観光名所神農渓では、小舟を大勢の船頭が引っ張って進む船旅が楽しめますが、これを昔の姿に戻そうという計画が進んでいます。ヤオ・ベンヅィ政治顧問は、観光客の減少に悩む神農渓で伝統文化を復活させることで、観光客を呼び込もうという計画を発案しました。
神農渓ではかつて、船頭たちが裸で小舟を引っ張っていました。観光客はこの船頭たちを見るために、遠路はるばるこの地を訪れていたのです。
しかし、2000年に女性や子供たちへの影響を避けたいとして、船頭たちにパンツをはくよう命令が出されました。命令を出したのはヤオ政治顧問その人。彼は今回の計画を遂行するにあたり、自らが裸になって船を引っ張ると申し出ましたが、船頭たちの伝統を無視して経済成長を目指していたとして、地元住民からは批難の的となってしまったのであります。
事実、1000人ほどいる船頭たちがパンツをはくようになってから、観光客の数は急落しているのだそうです。今回の計画について、地元の旅行業者は「多くの観光客は裸の船頭たちを見に来るのですが、船頭たちがパンツをはいているので失望しているようなのです」と言います。
しかし、巴東県観光局のシュウ・ペン副局長は、今回の計画について実現性は低いのではないかという見方をしています。
「かつて我々は船頭が裸であるということで、若い女性や子供連れの親御さんたちから多くのクレームを受けていましたからね」と、副局長は言いました。
かつて神農渓で船頭をしていたチャン・ホウビャオさん(60歳)は、船頭たちが裸で船を引っ張るのは何百年も前から続く伝統だと言います。「当時の着物は粗い目の織物でしたから水に入るときに動きづらかったんです。それで我々はずっと裸で船を引っ張っていたんですよ」と、彼は言いました。
裸祭りなんかでもそうなんですけれど、伝統を守るってことはすごく大事なことなんですよね。わいせつだとかではなく、純粋に伝統を守るために裸になってるだけなんですから、そこらへんに目くじら立てるのはいかがなものかなとは感じますね。裸になった方が観光客が来てくれるってのも、伝統文化に触れたいからであって、他の意味はないと思いますし。大いに伝統復活でいいんじゃないですかねぇ。
しかし、観光の目玉になってるのを知ってて裸にクレームつけるっていう感覚が理解しがたいですねぇ……。

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