●風変わりすぎるホテル

スイスのチューリッヒ近郊に、一風変わったホテルがオープンしたそうです。
どこが変わっているかというと、ある施設を再利用したものなのだそうですが……。
'Zero star hotel' to open in Swiss nuclear bunker - Telegraph
アルプスの山小屋で有名なスイスに、一風変わったホテルがオープンしました。「ゼロスター(無星)・ホテル」と名付けられたこのホテルはチューリッヒから1時間ほど西にある小さな街セーブレンに作られました。
このホテルが他と大きく異なるところは、地下にある核シェルターを利用して作られたということです。作ったのはアーティストのリクリン兄弟。彼らはもともとアートプロジェクトとして作りましたが、多くの関心が寄せられたことから、ホテルをフルタイムで営業しようと考えたのだそうです。
彼らは今年正月に数日間のテスト営業を行った上で、フルタイムの営業に踏み切りました。
気になる料金は一人一泊7ユーロ(およそ860円)から。この料金は大部屋の二段ベッドで泊まる際の料金で、シャワーも共同利用だそうです。
もし個室を利用したいのであれば20ユーロ(およそ2460円)かかりますが、それでも個室の壁はコンクリートの打ちっぱなしだそうです。
大きな地下シェルターの暖房にはコストがかかりすぎるので、スイス陸軍標準の二段ベッドで快適に過ごすために、お客には湯たんぽが与えられます。また、コンクリートの床は冷たいので、歩き回るためにスリッパも用意されるとのことです。
ホテルの中は換気装置が始終やかましい音を立てていますが、リクリン兄弟は枕元にチョコレートとともに耳栓を一組置くことにより、この問題も解決してしまいました。
スイスではあらゆる地方自治体が核シェルターを持つよう定められており、こうしたシェルターの維持費用は自治体にとってかなりの負担にもなっています。セーブレン議会がリクリン兄弟に核シェルターを貸すための条件はただひとつ、有事の際は24時間以内にシェルターを利用可能な状態に戻すことだったそうです。
パトリック・リクリンさんは「ドバイにあるような七つ星ホテルとは正反対になりたいと思います」と言っています。
すべてがうまく行くなら、リクリン兄弟は国中にある12の核シェルターを同様のホテルにしたいと計画しているそうです。
なるほど、使うこともなく維持費ばかりかかってる核シェルターをホテルにしてしまったわけですな。改装は最小限で済ませればイニシャルコストもさほどかかりませんし、自治体としても賃貸料がいくらかでも入れば助かりますしね。
ですが、一回は話の種で泊まるでしょうけど、連泊はちょっとしたくないかなぁ……。

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