●郵便屋さんは大変なのよ

イギリスの郵便会社ロイヤルメールは、配達担当職員の安全確保のために、ある器具をテストしているそうです。
なんでも、犬に襲われないようにするためのものだそうで。
イギリスの郵便会社は、配達員の身を守るための新兵器をテストしています。昨年公表された資料によると、ロイヤルメールの配達員が犬に襲われるケースが前年度より2割も増加していたそうです。そこで、ロイヤルメールは新兵器を開発するとともに、配達員にいかにして身を守るかについての指導を行ったのだそうです。
指導に使う資料にはこう書かれているそうです。「犬が放し飼いになっている敷地には決して立ち入らないように。人なつっこい飼い犬でさえ、見知らぬ人がやってくると驚異に感じるのです。」
そして、配達員は犬に襲われそうになると、自分と犬の間にバッグを置くように指導されているのだそうです。そして、決して背中を犬に向けて走ることをせず、ゆっくり後ずさりすること、それに犬と目を合わせないことも教えられるそうです。
また、配達員の多くは護身用にペパーミントスプレーを持ち歩いています。これは犬に吹きかけることで犬の気をそらすことが出来ると言われているものです。しかし、配達員は一旦攻撃されてしまうとスプレーを使うのは難しいと言います。
そこで、ロイヤルメールが考案したのは、圧縮空気を噴射する際のシューッという音で犬を威嚇することの出来るスプレー。「このスプレーは素早く空気を放出し、シューというノイズで犬の動きを止めようとするものです」と、ロイヤルメールは言います。
現在、新しいエアスプレーはイギリスの南東部で配達員によるテストが行われており、結果が良ければ全国でのテストが行われるとのことです。
ロイヤルメールは、ここ最近で犬によって配達員が攻撃されるケースが増えていることに頭を痛めています。ステータスシンボルとして大型で攻撃性の高い犬を飼う人が増えていることが原因の一つに挙げられています。
配達員が犬によって攻撃されると、そのすべてのケースと危険な犬の飼い主は記録に残されます。配達員が犬の攻撃で負傷した場合、時間外勤務であっても専門の補償機関より保証金と手当が支給されることになっているそうです。
2008年、ケンブリッジのある配達員は2頭のロットワイヤー犬に襲撃され、6時間もの手術を受けることになってしまったそうです。
コミュニケーションワーカー労働組合は、「配達員が門扉や郵便受けの後ろに潜む危険性について何も知らない場合、大けがをする危険性があるのが現状なのです」と言います。組合は配達員の身を守るため、危険な犬の所有を規制するために法改正を求めるキャンペーンを開始しました。
郵便屋さんだけでなく、新聞配達や宅配なんかでも犬に噛まれたり襲われたりって話は耳にします。大けがにならなくても精神的にダメージになったりすることもありますから、こうした護身用のスプレーは必要なんですよね。
ただまぁ、犬を傷つけるわけにもいかないので圧縮空気になったんでしょうけど……、効き目あるんでしょうかねぇ……。

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