●イギリスのトンデモ法律

イギリスの雑誌リーダーズ・ダイジェストに、イギリスの奇妙な法律という特集記事が組まれたそうです。
その中には、なるほどトンデモな法律があるそうで……。
1839年に制定されたロンドン警視庁法は、建築材料や大工道具を持って舗道を移動することを禁じています。その第54節には、「台車や荷車に積み降ろす以外の目的で、舗道上では樽や桶や車輪を転がしたり、またはしごや厚板や材木、看板やプラカードなどを運ぶことは違法である」と記されているそうです。
また、同じく警視庁法には「住民もしくは乗客をいらだたせる目的で凧揚げもしくはゲームを行った者には最大で500ポンドの罰金を科する」ともあるそうです。
寒波の影響で極寒となったロンドンでは、しばしば人々が雪遊びなどをしていますが、これもまた「いかなる大通りや小路でも、何人も氷または雪の上でわざと滑走したり遊ぶことは、乗客の安全を守るためこれを禁ずる」という法律に違反している可能性が高いそうです。こうした行為が見つかった場合、やはり500ポンドの罰金が科されてしまうのだそうです。
船員が兵士のコスプレをしてパーティーに行く場合は注意が必要です。こうしたケースの場合、1906年に制定された船員及び兵士の服装規定法によれば「軍の身分証明書もしくは退役軍人証明書を持つ者になりすまそうとすることは違法である」ことになり、500ポンドの罰金か1ヶ月の禁固刑に処せられてしまうのだそうです。
もしも日々の糧に困るようなことになっても、通りで金品をねだってはいけません。こうした行為は1824年に作られた浮浪者取締法によって起訴されてしまいます。
この法律には「屋外で歩きながら、もしくは通りや法廷や通路などで施しを求める者は法律の範囲内で怠惰で無秩序な人間である」と書いてあるそうです。そして、「犯罪者は法律の範囲内で矯正の見込みがない、救いがたい悪者とみなされる」ともあるそうです。
これらの法律はイギリスの雑誌リーダーズ・ダイジェスト2月号の特集記事に掲載されました。
2007年1月にイギリスのトンデモ法律について書いたことがあるのですが、まだまだすごいのがありましたねぇ。
工事現場なんかだと建材や大工道具を持って道路に出てくることもあるでしょうし、コスプレで兵隊さんの格好をしたくなることもあるでしょう。それらが片っ端から違法だとなっちゃうと、なかなかつらいものがありそうですね。有り体に言えば「やってられねぇ」と言うことになるのですが。
しかしまぁ、こうした法律を運用しているのが人間だということに気がついていれば、そう恐れることもないのですけれどもね。

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