●オバケなんていやしない

インドのベンガル州には、幽霊が出るというウワサのある駅がありました。
このウワサのせいで駅は長らく閉鎖状態にありましたが、このほど42年ぶりに利用されることになったそうです。
コルカタから260キロ離れたところにある西ベンガル州のベグンコドー駅には、長い間幽霊が出るというウワサがつきまとっていました。このウワサは鉄道員や地元住民の間で広く知られていました。ウワサによると、1967年にこの駅に白いサリーをまとった「女の幽霊」が現れ、それを見た鉄道員が何日も苦しんだ後に死んだ、というもの。
「ウワサを聞いた鉄道員たちはみなベグンコドー駅から逃げだし、やがて列車も止まらなくなったのです。地元住民はこのせいで暮らしにくかったことでしょうね」と、国会常務委員会のバスデブ・アチャリヤ元委員長は言いました。
彼の話によると、この「怪談」は、ベグンコドー駅が市街地から遠く離れたところにあり、そこに配置されないよう鉄道員たちが「でっちあげた」ものだったそうです。
ベグンコドー駅は西ベンガル州最西部の中心地プルーリアの街から43キロ離れた場所にあります。プルーリアはサンタル族が多く暮らす街であり、毛沢東主義者の本拠地でもあります。
先週火曜日、ラーンチー-ハチア急行列車の始発便が42年ぶりにベグンコドー駅に停車しました。
インドのマムター・バネージ鉄道相は、幽霊に関するすべての報告書に目を通し、それを捨てました。大臣は5月に行われた選挙の際、地元住民からベグンコドー駅を再開させて欲しいとの嘆願を受け取っていました。
「わたしは幽霊を信じていません。これらの報告書は全部でっち上げです」と、大臣は鉄道員たちに告げ、ベグンコドー駅の業務再開を急がせました。
鉄道省のディリップ・クマー・ゴーシュ商業検査官によると、駅の業務再開は地元住民にとって「お祭り騒ぎ」だったそうです。
検査官は、業務再開当日は列車の到着を「喜んで踊る」人たちがたくさん駅に集まったと言いました。
「物心ついて以来、この駅に列車が止まるのを一度も見たことがありませんでした」と、ある地元住民は言いました。
幽霊の正体見たり枯れ尾花……ではなく、田舎に赴任したくない職員が怪談をでっち上げてたんですか。気持ちはわからなくもありませんがね。
しかし、公共サービスでこういうことやってちゃいかんでしょ……。

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